赤ちゃんの発達のふしぎ(誕生~6か月まで)
5月17日(土)晴れ (37週)
『赤ちゃんがやってきた』という絵本を読むと赤ちゃんの発達の仕方が細かくておもしろい。
せっかくなのでまとめてみることにした。
<人間の赤ちゃんの特徴>
- 泣いて生まれる。ほかの動物よりずっと未熟な状態で生まれる
- 泣く、ミルクを飲ませる相手を見る(チンパンジーは相手を見ない)
=相手と気持ちをやり取りして、絆を結ぼうとする
<生後まもなく>
- 昼夜に関係なく2~3時間おきに目を覚ます
- 1回に飲めるミルクの量は100ml以下(体重の約30分の1)
- 1日10回くらいゆるいウンチが出る
- 視力0.1以下。視野は上下・左右それぞれ90度くらい。
- 自分の目の前30~50cmくらいしかよく見えない
- 口のまわりになにかがふれると吸いつく(吸啜反射)※
- 口のまわりの上下左右になにかがふれるとその方向へ口をもっていく(十字反射)※
- 手のひらにふれられるとにぎる(把握反射)※
- 大きな音などにおどろいたときに肘をのばして両手を広げる(モロー反射)※
※これらの原始反射は生後3~4か月ごろまでに半分以上がなくなる
<生後1~2か月ごろ>
- ふんわりとやわらかい笑顔を見せる(生理的微笑)
- 鼻からぬけるような声(鼻母音)で「アー」「ウー」という自分の声を楽しむ
<生後3~4か月ごろ>
- 昼間に起きている時間が長くなる。まとめて眠る時間が増えてくる
- 体液の分泌量が増え、あたたかい涙が頬を伝うようになる。よだれも増える
- 瞳のなかの黒い部分が大きくなり、目の焦点が合う
- たて抱きの姿勢でも上下左右を見わたせるようになる
- 気になるものを見つけて目で追ったり(追視)、じっと見続ける(注視)ようになる
- 4か月の後半にはつみ木を二つ並べると右と左を見比べるようになる
- 顔をみて笑う。目があるものに対してほほえむ。(普遍的微笑)
- 首がすわり、舌を自由に動かせるようになり、声が出しやすくなる
- 3か月ごろは「ター」「クー」など一部に子音が入った声を出しはじめる
- 4か月ごろは「パー」「マー」「ブー」など唇を閉じてから出す音(口唇閉塞音)が出る
- おもちゃのラッパがふける
- 興味のあるものに、自分から手をのばすようになる
- 仰向けから横向きに、それからうつぶせに寝返りしようとする
<生後5~6か月ごろ>
- 初期の人見知り。知らない人に緊張して泣く
- 特定の人にしか笑わなくなる(対人的微笑/社会的微笑)
- 6か月をすぎるとお母さんに抱っこされていれば知らない人でも大丈夫になってくる
- 体重が生まれたときの2~3倍になる
- つみ木を二つ並べると、左右を見比べたあと持っている人の目を見て「見たよ」とサインを送る
- 自分の意志でにぎる・離すができる。親指がほかの指から独立して動く。
- 6か月ごろ「ワウワウワウ」のような、強弱・高低をつけた「喃語」を話しはじめる
- 右からも左からも自由自在に寝返りができる
5~6か月に人見知りをし始めて、6か月を過ぎると大丈夫になってくるとか、
赤ちゃんの発達は繊細なんだなぁ。おもしろい。
きっとこんな予定通りに着々と発達しなかったりするんだろうけど
できれば「次はあれしてこれして」とか考えながらするんじゃなくて
その時々の赤ちゃんに集中して向き合いたいな。